外を掴む家

大きな中庭を据えた住宅。

プライバシーを守るため、中は外から覗けない造りとなっている。

周囲から見える窓を最小限にし、シックな黒の塗壁を使用、堅牢な雰囲気を醸し出す。

家族の帰宅を待ち、来訪者を迎えるファサード。

門型のガレージが玄関まで伸びて建物に融合することで、玄関と車の同線で雨を回避しながらも、すっきりとした意匠となる。

内部は外とは印象を変え、ガラスの多い開いた空間。

LDKと廊下が中庭に面することで、干渉空間を挟みながら家族の動きを緩く感じる。

囲われたプライベートな中庭。

ここが家の中心になる。

日差しや風、雨、香りなど、外のもつ風情を持ちながら、子供が一人でも遊べる安心感のある空間とした。

広大なLDKは無機質な空間とならないよう、天井、床の高さに変化を加え、役割に応じて空間を仕切る。

仕上げには杉板をふんだんに使用し、木特有の温かみを享受した。

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